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ほくろ(黒子)は、皮膚の一部にメラニン色素(メラノサイト)が周囲より高い密度で集まってできた母斑の一種です。
医学用語では色素性母斑と呼ばれています。 体表からは、一般的に黒く見えることが多いですが、メラノサイトが深い部分で増殖している場合は青く見え、青色母斑とも呼ばれます。
大きなものでは、先天性であることが多く、また、遺伝的要素も多いといわれています。
後天的に発生するほくろは、比較的小さなものが多いです。 形状は、盛り上がっているほくろ、平坦なもの、毛を有するものなどがあります。
多くは良性ですが、病理学的検査を必要とするほくろもあります。
外科的な方法
大きさが5mm以上のほくろに行います。
ほくろの周囲を切開し、縫合します。 形状や大きさによって切開する方法も違ってきます。 丸く、比較的小さなものは、円上にくり抜き、巾着状に縫合します。 長いものは、しわの霊子線に沿って切開し、目立たないように縫合します。 大きなほくろで、切除すると充分に皮膚が寄らない場合、2回に分けて手術する場合もあります。
切除したほくろに対して、病理学的検査を行うこともあります。抜糸は、約1週間後になります。 電気分解法
電気メスの原理を応用し、熱によってほくろの細胞を焼灼します。
数日間、かさぶたの形状になり、それが取れるとピンク色になり、次第に肌色に近くなります。 レーザー治療
盛り上がってしまったほくろに対して行われます。
メラニン色素に反応し、除去するため、表層近くのほくろを除去します。 深い部位の細胞を除去するために、1ケ月以上期間をあけて再照射することがあります。 治療回数が多くかかる治療であるため、当院では外科的な方法や電気分解法をお薦めしております。
高周波ラジオ波メス・サージトロン
サージトロンは炭酸ガスレーザーや電気メスと異なり、熱変性が非常に少ないことが特徴です。
周波数が500kHzの一般的な電気メスは熱変性が650μ(ミクロン)もあり、炭酸ガス(CO2)レーザーでも500μ(ミクロン)の熱変性があります。 サージトロン(4.0MHz)では、たった15μ(ミクロン))の熱変性しかありません。 熱変性が少ないと言うことは、組織を炭化させず、創傷治癒を助け、よりからだにやさしい治療といえます。 城本クリニックでは電気メスや炭酸ガスレーザーではなく、サージトロンを使用して施術を行っています。 4.0MHzの高周波ラジオ波で切開・止血目的だけでなく、電気メスやレーザーの常識を超える低侵襲性とマイクロ性を可能にしました。
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